猛烈に彼女欲しさの欲求に駆られるのは部屋で一人自炊をしているとき

僕は自分の部屋で一人自炊している時「彼女欲しいなぁ」と思ったりします。これはなにも美味しい食事を彼女に作ってもらいたいという欲求じゃなく、自分が作った手料理を食べて美味しいと言ってくれる人がいつも傍にいればなぁという欲求です。

 

僕は家事が得意なのですが中でも料理にはすごく自信があって、外食は殆どせず専ら自炊をして暮らしています。でも手料理を彼女に振る舞った経験というのが無くて、僕の作った料理で彼女を笑顔に出来たらなといつも思うのです。そしてなにより、自分で作った料理を自分で平らげる日々というのは空しくもあります。休みの日に材料を調達して手間暇かけてようやく出来上がった料理を自分で食べ、独り言のような感想をボソッとつぶやくのはとても寂しいのです。そんな時、可愛い彼女がテーブルの向かい側に座っていて、僕の作った料理を口に運ぶたびに「美味しい」と言って微笑んでくれたらどんなに幸せでしょうか。

 

そして食後の食器洗いのシーンでも彼女が欲しくなります。料理は作ったんだから洗い物だけでも誰かにやってほしい、というのではありません。彼女と二人で、例えば僕が食器を洗ったら彼女が隣でそれを丁寧に拭いていく。そのような分担作業中にその日の他愛もない出来事をそれぞれ持ち寄って談笑する。こんなシーンに憧れてたりするんです。

 

でも現実は調理から後片付けまですべて一人です。会社の上司の愚痴を一人でブツブツボヤいていたりします。色々と妄想を膨らませていますが、結局のところ「一人の食事は寂しい」ということです。友人や家族を誘えばと思うかもしれませんが、やはり愛する人との食事は格別じゃないですか。食事は毎日するものですから、その度に孤独を噛みしめればそりゃ彼女が欲しくなりますよ。

 

今ではテレビが慰めです。昔は食事中にテレビをつける習慣は無かったのですが、部屋の静まり返った空間で食器が立てるカチャカチャという音だけがこだますと、孤独感が倍増するため、その孤独を紛らわす為にテレビをつけることにしました。でも所詮はテレビ。人肌は恋しくなる一方です。あぁ、彼女欲しいなぁ……。