彼女が欲しいなと思うのは夏祭りに出かけた時

私は30代半ば、恋する年代はとうに過ぎ去ってしまったかのような年齢に差し掛かっているのです。そんな私はすでに彼女いない歴10年を超えそうな状態、もはや彼女がいた時の感覚さえ記憶の片隅でかすんで行ってしまっています。周りの仲間たちは次から次へと結婚してしまい、独り身は私を入れて数人くらい、ある仲間の子供も大きくなり中学受験などを控えようとしていたり親としての階段を着実にのぼっているようなのです。

 

私はそんな経験も当然のことながらなく、まだまだ幼さが残っている中年街道まっしぐらなのです。いまさら彼女なんてと思ってしまうほど、こじれた日常が沁み付き始めている始末です。そんな私でも無性に彼女というものを意識し寂しさを感じてしまう瞬間があります。それは夏の風物詩、イベントとして欠かせない花火大会や夏祭りです。とにかくカップルで溢れ返り、イチャイチャ楽しそうなやり取りを傍目でみていると、何とも自分が情けなくその場にいることすら耐えられなくなる気持ちになってしまいます。

 

クリスマス時期などもそういった状況になるのですが、不思議とそんな気分にはならずとにかく夏の雰囲気がそうさせているのかもしれません。私自身も、まわりにあふれるカップルと同じように彼女とはしゃいだり、おしゃべりしながら盛り上がりたいと急にほしくなってしまいます。そしてそんな経験を重ねるにつれ夏祭りに出かけるのはよそうかとなってしまいそうになるのですが、その時期だけは違ったスイッチが入るのか負けたくないのか出かけることにしています。何せどこにチャンスが転がっているかわかりません。

 

若者たちはナンパという手段を駆使し女の子と盛り上がっていたりするのです。そんなチャンスはきっと私にもと考え、まさかの出会いを求めています。こういった気持が毎年のように襲ってきては敗北を喫しあきらめるという流れになってしまっているスパイラルから抜け出すには、彼女の存在が不可欠です。夏の暑さを打ち消すような熱い恋がしたいです。