結婚と言えば、「共同生活、結婚、出産、育児」

既婚者による結婚生活体験談16

結婚はコストパフォーマンスが悪いという側面があります。誰に対するコストパフォーマンスでしょう。自分に対する見返りを求めているうちは、この世の中に生きる尺度が狭まると思います。コストで片づけられません。結婚はお金では替えられないものがたくさん得られます。

 

かく言う私も籍を入れて半年で後悔しました。なぜこの人(嫁)は出かける準備が遅いのか、なぜ疲れてるはずなのにソファで寝るのか。我慢も限界でした。しかし、そのような鬱憤も相手を思いやって考えれば少しづつ解決していきました。

 

まず第一に彼女の生い立ちはもちろんのこと、考え方や価値観を理解してあげることです。そして自分の価値観をゆっくり説明するように伝えてあげてください。私は休日の遊ぶ時間を無駄にしたくない、だから出かける準備はもう少し短縮できないだろうかと、提案することから始めます。しかし、彼女のマイペースな性格を考えると、すぐに効果は出てきません。次の作戦は出かける際に彼女を待たせることしました。いままで持ってたイライラは逆に楽しいものになります。逆に彼女が怒ってしまうこともあるのでほどほどにしてあげてください。私が「無駄にしたくない」と思っていた時間を切り替えて、彼女にイライラを教えてあげることに成功しました。この工程は今でも嫁と振り返って楽しめるストーリーとなりました。

 

 

次にソファで寝ていた彼女についてです。ソファで寝るのは健康上よくないことを理論的に語っても、男と女の考え方では平行線をたどる一方です。この件については、そっとしておいてあげました。そしてある日、「最近肌荒れてない?」とさりげなく一言言ってあげるのです。機嫌が少しいい時が良いです。そうすれば少しづつ生活改善されていくはずです。そして、早くに布団に入って寝たときには彼女を少し褒めてあげてください。

 

そんな駆け引きストーリーを演じることが楽しみとなり、彼女への鬱憤は一年でほとんど消え去りました。そして待望の第一子を迎える環境となりました。

 

二人で待ち望むも、一向に子供を授かる気配がありませんでした。不妊治療にも通い始め、少しづつ彼女も私も諦める雰囲気も漂っていました。私は前述のように彼女のことだけを考え、これから先稼いだお金は二人で使っていく決意ができていました。しかし彼女は待ち望んでいました。あまりにも想いが強く、授からないため、ついには泣き出してしまいました。その時の彼女を愛おしく思いました。こんなに思いつめる彼女を幸せにしたい、そう自然と思えるようになったのはこの時だと思います。その泣いた日の後すぐに、授かることができました。

 

現在は子供の成長を楽しみ、熱を出したら二人して徹夜でヒヤヒヤしながら生活しています。自分の自由にできるお金は今ほとんどありません。コストパフォーマンスは悪いです。しかし、生活態度が良い方に変わっていく嫁や伝い歩きをして満足気な表情をする息子が家で待っていることが何より楽しい事ではないでしょうか。