結婚はたかが紙切れ一枚だけど・・・

既婚者による結婚生活体験談29

結婚は不思議です。いっしょに暮らすなら同棲でも同じことでしょうに、役所の窓口に届けを出したとたん、その前後で何かががらりと変わります。

 

ひとつ屋根の下に暮らして楽しい。同じ時間を過ごせて幸せだ。

 

それは恋愛でも結婚でも同じなのですが、結婚はそれだけにとどまりません。

 

ふたりでつらい時も力を合わせましょう。悲しいときは、いっしょにその悲しみを耐えましょう。

 

苦しいときは、その苦しみをともに分かち合いましょう。

 

病めるときも健やかなるときも、と、教会の神父さんはおっしゃいますが、まさにそのとおり。

 

 

恋愛や同棲をしているときは、幸せや喜び、楽しさを分かち合って、いいところ取りをしていたのかもしれません。

 

ですから、つらいこと、悲しいことに耐性がなくて、耐え切れなければ別れるほかない。けれど結婚は苦楽をともにするつもりで一緒になっていますから、貧乏や病いも丸抱えに受けとめます。

 

ほかにそんなことをしてくれる人がいますか?両親のほかに、そんなことをしてくれる人がいますか?

 

もともと赤の他人だった二人が、紙切れ一枚でいっしょになって一蓮托生。

 

不思議なことに、相手ばかりか、自分もそうなるのです。

 

恋愛感情はいつしか冷めるものだといわれますが、たとえ冷めたとしても、相手のため、二人のためならなんでもできる。

 

結婚とは不思議なものです。役所に届出をするだけで、赤の他人の二人がここまで変わる。

 

昨今は家族制度が多様になって、結婚のかたちもさまざまです。事実婚なんて言葉まで生まれています。

 

婚姻届という用紙一枚で、と軽々しく言いますが、その効力には並々ならぬものがあります。

 

結婚することによって、人はどこまでも優しくなれるのだし、どこまでも強くなれる。

 

結婚は不思議に素晴らしい。