結婚するとかつての恋人はともに戦う戦友に

既婚者による結婚生活体験談48

夫婦は連れ添っていたら、考え方や風貌が何となく似てくると言う人がいます。また「結婚するまでは両目で相手をよく観て、結婚してからは片目で観ましょう」ということも、よく聞く言葉です。

 

伴侶を選ぶ段階では、その人で良いのかしっかり見極めて、決めてしまった後はある程度のことは大目に見ましょう、ということです。結婚相手を選ぶ時は、相手に欠けている部分を自分が補うことができるか、という視点に立つのが良いかと思います。

 

二人で完結すればよいのですから。経験から言えるのは、結婚生活を長く続けていくうちに、夫婦の関係性が変化していくということです。

 

新婚のうちは恋人の延長のような気持ちであっても、それが5年過ぎ、やがて10年以上経つうちに、最初にはあったドキドキ感やときめきなどの「うかれた気分」は、失せていってしまいます。「夫婦の倦怠期」とよく言いますが、それは男女の関係という観点から言われることです。その代わりに、安心感や充足感のような落ち着きが得られるようになります。

 

 

しかしこの感覚は、日常的に感じられるものとはいえないでしょう。何か外部からの攻撃を受けたり、トラブルに巻き込まれるなどの問題が発生した時に、いっしょに解決してくれたり戦ったり、守ってくれたりして、改めて思い知ることとなります。

 

敵と戦う戦友みたいなものです。険しい山をいくつか共に超えてきた同士でなければ、共感できない感覚があります。

 

それは、他の誰とも共有できるものでなく、伴侶として連れ添った相方としか味わうことのできない類のものといえるでしょう。「継続は力なり」というコトワザは、まさに結婚生活にも当てはまります。銀婚式や金婚式を迎えた夫婦はそれなりに、その人たちにしかわからない宝を持っているのです。