恋愛相談に乗っているうちに付き合うようになりました

もうだいぶ前のことになりとっくに終わってしまった関係ですが、自分の恋に悩んでいる男性の相談役になっているうちに付き合いが始まるようになりました。よくある話といえばそうですが、男性の恋の相手が同性だったことで悩みが深くて大変だったのを覚えています。

 

私は同性の恋愛に対して肯定的で、本人同士が幸せになることが一番だと考えています。彼も男性だけが好きという訳ではなく恋愛対象に男女の区別が無いタイプだったのですが、好きになってしまった同僚の男性がヘテロだったことで、告白していいものか気持ちを隠すべきか非常に悩んでいた様子でした。その時点で私は彼のことを一人の友人としてしか認識していませんでしたので、特別焚きつけるわけでもなく、くっつけようと躍起になるわけでもなく、静かに彼の悩みを聞いていただけです。

 

職場が同じということで自分の気持ちを明かして気まずくなりたくない、だけども諦めることはできないと涙する彼のことをひたすら慰めるしかありませんでした。そうした同情心から、自分が彼のことを幸せにしてあげたいなという気持ちが少しずつ芽生えてきたのだと思います。

 

結果的に彼は男性に想いを明かすことなく静かに一つの恋を終わらせました。そうして本当に単なる流れですが、お酒を交えて励ましながらだんだんとそういう雰囲気になってしまったんです。勢いといえばそうですが、その後は成り行きでお互いフリーだからという理由だけで数年間付き合っていました。仲のいい親友のようなあまり甘さの無い関係でしたが、お互いに隠し事もなく適度な距離感を保ちながら一緒にいられたと思います。別れも何となく「やっぱり友達のほうがいいかな」といった感じでお互いに納得した形で迎えましたし、今でも連絡を取っているくらい仲良しです。

 

トキメキを感じない不思議な関係でしたが、一緒にいてとても楽しかったですし、ちょっと変わった形でも確かに恋愛関係だったと思い返すことができます。