一人より二人がいいに決まっている、どんなことがあっても

私は初婚、相手はバツイチの再婚でした。職場で知り合い結婚に至りましたが、その際、元妻との交流が今でもあるのかということが一番の問題でした。付き合っているときにも特に連絡を取り合っている様子はなく、月に一回子どもたちに会うために家に迎えにいくだけとのことでした。

 

それで、元妻との交流はないものと思って結婚に踏み切りました。しかし、結婚が決まったことを知らせたとたんに頻繁にメールがくるようになり、そのうち電話もかかってくるようになったのです。内容は100%子どもたちのことでした。「上の娘が十時を回っているのに帰ってこない。」と高校三年生の娘を心配したり、「息子が初めて口答えをして手をあげてきた。」と中学生の息子の行動などを逐一報告してくるのです。

 

そのたびに飲んでいる夫を車に乗せて家まで行き、私は近くで待っているのです。

 

彼氏ができてどんどん派手になっていく娘を心配するのはわかりますが、周囲にはそんな高校生があふれていますし、無断で外泊などしたこともないのです。思春期の息子が反抗期なのか、軽く母を押しただけで騒ぎ立てるのはどうなのでしょう。仕事に忙殺されているとはいえ、相談する相手が違う様な気がして言いようのない違和感を感じていました。

 

夫にとって一番大切なのは子どもたちです。私はきっと二番目でしょう。だから夫が大切にしているものは私も全力で守りたいと考えて結婚したのです。元妻に「よりを戻したい」という気持ちがない限り子どもたちのことはできる限りの援助をすると約束もしました。当然養育費で家計は火の車です。

 

それでも、一人で子育てをしながら働く女性の一人としてみると、初めて遭遇する子どもたちの成長の過程に右往左往しているのが手に取るように分かりました。

 

嵐の日々が過ぎると平穏な毎日がやってきました。成長した子どもたちには、会うと決められた日など関係なく会いたい時に父の元へやってきます。もう、母が何かを心配して口出しすることも、元夫に相談してくることもめったになくなりました。

 

今後も人生の困難は私たち夫婦にも、夫の子どもたちにもやってくることでしょう。SOSがあれば駆けつける用意はあります。そして、私たち夫婦は一人きりではありません。必ず二人で困難を乗り越えていくのです。一度目の結婚に懲りずに、再婚を決意してくれた夫もきっとそう願っているに違いないと信じています。