私が結婚紹介所に登録していた頃の思い出について

15年以上前のことです。わたしは当時40歳を少し超えていて、独身でした。仕事は少し脂が乗ってきたところというかまあ順調でしたが、女性との出会いは少なかったのです。少し遠縁にあたる世話好きの小母さんがいて、何回が縁談を持ってきてくれてお見合いも何度かしたのですが、どうもこれだ、という女性には出会えませんした。

 

私の理想が高すぎたと言ってしまえばそれ迄なのですが、もういい年をしたおっさんになっている自分をまだ、紅顔の美少年とでもみなしている自分がいたのでしょうか。

 

それで、収入に関してもまあ人並みにはもらえるようにもなったので、結婚相談所、というのでしょうか、紹介所というのでしょうか、そういうところに登録してみる気持ちになったのでした。

 

たしか、銀座か丸の内に立派な事務所を構えたZという大手の業者さんで、よく新聞広告なども目にしていましたから、安心してお金を支払ったのです。

 

システムは、毎月2回づつで2年間にわたって、一回2名づつシステム上で相性がいいと判断された女性のプロフィールを送ってくれて、先方の女性にもこちらのプロフィールが送られるというものでした。

 

プロフィールというのは、年齢、身長、体重、職業、家庭環境、年収金額、趣味など、それに本人のコメントといったもので、写真は添付されません。それでお互いが気に入れば、システムを介して連絡を取り合い、あとは自由にデートして、という方式でした。

 

2年間という期間ですから、トータルではかなりの数の女性が紹介されることになりますかのでさすがにそのうちに、気に入った女性が見つかるだろう、と最初は考えました。

 

費用は当時の金額で50万円くらいだったと思います。

 

それで、結果からご報告すると、私はその二年間でただの一回も女性と直接会うことさえなかったのです。一度だけデートの約束までいった女性がいましたが、待ち合わせのホテルのロビーで私に伝言が入っていて、ドタキャンされました。

 

最初は、毎月2回、緑色の封書が届くのが楽しみだったのですが、無味乾燥なプロフィールだけみても、どんな女性か想像するばかりです。結局こちらからアプローチすることも少なく、しても先方から断られれば終わりです。

 

そんな感じで2年間は、ちょっと趣味にお金を掛けてしまったという感じで、何の成果ももたらさず過ぎ去ってしまいました。とくに後悔もしていません。

 

余談ですが、私はその後、独力で結婚相手を見つけて現在は二児の父です。