ネトゲのオフ会で出会ったあの人との忘れられない思い出

当時の自分は大学生。恥ずかしながらまともに女性と付き合った事がなく、高校の時に好きだった子は彼氏持ちで、仲は良かったですが友人止まりでしかありませんでした。

 

大学も2年になった頃、何となく始めたオンラインゲームにハマりだらだらと続けていましたが、ある時オフ会の話が持ち上がりました。場所は少々遠かったですが、何分暇な大学生。女性も多いと聞いており、少し楽しみにしながら参加を決めます。

 

そして当日。本気で女性だと思い込んでいた人が男性だったりとお約束のイベント?をこなしつつ会場の居酒屋に集まります。

 

確かに女性の人数が多い。総勢50人弱が集まりながら男女比が変わらないというのはネトゲのオフ会としては珍しいかと思われます。

 

その中でさらっと挨拶した少し年上の女性にどきっとしました。彼女はゲームの中でも一緒に遊ぶことが多かったのですが、こんなに綺麗な人だとは思いもしませんでした。(キャラクター名も風変わりだったので余計に意外性がありました。)

 

残念ながらその日はあまり話すことは出来なかったのですが、アドレスだけは交換できました。その日以降ゲーム内だけでなく、メールや電話などで話すことが増えていきました。

 

今時珍しいですが、あえて手紙でのやり取りなどもするようになり、どんどん彼女の事が好きになっていきます。

 

しかしながら、自分と彼女の住む場所は車で10時間以上かかるような超遠距離。彼女も家庭の事情で地元から離れることは出来ず自分もしがない大学生。

 

それでもどうしようもなく彼女が好きになってしまった自分は彼女に告白しました。幸い彼女も自分の事を好きでいてくれていましたが、とある事情から付き合うのは難しいとの返事。

 

諦めきれない自分はそれでも会いたいと伝えると、一緒におでかけしようと言って貰えました。彼女の地元から少し移動した観光地への2泊3日のお泊り旅行です。

 

彼女いない暦○○年の大学生にはいきなりハードルが高い気もしましたが、色々期待しつつ旅行に旅立ちます。ほぼ毎日電話などで声は聞いていましたが、再開した彼女はやっぱり綺麗でした。

 

相当浮かれていたのを覚えています。一緒に食事をして水族館に行き、夜には旅館での初体験。翌日も一緒に観光地を巡ったりと本当に楽しい時間でした。

 

ですが、そんな時間もあっという間に過ぎ、帰りの夜行バスの時間です。名残惜しいなんてものではありませんでしたが、お互いにこっそり手紙を用意していました。

 

また会おうねと分かれたバスの車内で手紙を読みながら涙が止まりませんでした。

 

残念ながらそれ以降彼女に会えることはありませんでしたが、決して苦い記憶ではなく、本当に楽しかった幸せな記憶として今も残っています。