容姿に恵まれていない私だけど恋人はできました

自分はあまり愛嬌のある顔立ちではありません。無表情で暗くじめっとした印象を与えてしまうことがほとんどで、もっと明るく振舞ったほうがいいと注意されることもしばしばありました。

 

けれども自分はそれを直そうとはせずに成長していきます。小学校を卒業して中学へあがり、恋愛に興味を持ち始めましたが、異性とお付き合いをすることは愚か、友達になることすらできません。のりが悪いのでとっつき難いと思われ、妙な空気管が異性との間に流れてしまい、砕けた会話は愚か、まともに雑談もできない状況でした。なんとか打破したいとは思いつつも、砕けた会話で異性とトークする勇気はなく、もし、相手の反応が悪かったらどうしようと恐怖してしまっていました。そういう自分は反応の悪い返しをしていることに気がついてはいたわけですが、棚に上げ、悪いのは容姿のせいだと決め付けました。

 

中学三年に上がり、そろそろ卒業が近づいてくると周りの友達は誰かしらと付き合うようになりました。真剣な恋愛ではなく遊びの思いでつくりでしたが、とても楽しそうでうらやましかったのを覚えています。受験、卒業と物寂しいその時期はみんな彼氏彼女をほっしていて、誰にでもチャンスがあったのですが自分はそのチャンスを生かすことができませんでした。

 

たぶん、勇気を出して手当たり次第に告白していれば一人くらいは可能性があったかもしれませんが、割とまじめな自分は本当に好きな相手としか付き合いたくないとも考えていたので、棒に振りました。

 

それから高校生になり、中学時代の後悔を踏まえて自分を変えてみようと努力しました。思い立ったのは入った部活の先輩に恋心を抱いたからです。笑い方の勉強をしたり、おしゃれをしてみたりといろいろ試しました。けれども、性格を変えることは困難でなかなかうまくいかず。

 

ならばと逆に愛想が悪いところを生かしてみるのはどうだろうかと考えました。悪く言えば根暗、よく言えばクールだと思い込み、それにあわせた髪型や服装に変えてみました。結果的に、先輩と付き合うことはできませんでしたが、ほかの女子から告白を受けるまでになりました。

 

せっかくだからとその子と付き合い、そこから七年間交際は続きました。