違う文化、違う生活習慣を受け入れる、という意味では国際結婚も「国内結婚」も同じ

私の友人で奥さんが日本人、ご主人がアメリカ人の国際結婚をされた夫婦がいます。もう結婚して10年以上になりますが、今でも周囲がうらやむくらいの仲のよさです。その一方でもう一組、これか日本人同士で結婚をした夫婦が「いました」。「いました」というのは、結婚してわずか1年半で離婚してしまったからです。

 

私は、どちらの夫婦とも親しい間柄でしたし、特に1年半で離婚した夫婦の奥さんのほうは長年の友人だったので、かなり愚痴を聞き、2人の生活がダメになっていく経緯を間近に見ることになりました。

 

それは一言で言って、違う環境で育ち、違う生活背景を持ち、違う生活習慣と価値観を持った人間同士が、お互いに相手を理解しようとせず、自分の価値観という名の「思い込み」を相手に押し付けあうプロセスそのものでした。最初の争い事はごく小さなことでした。休みの日に奥さんは一緒に出掛けたい、ご主人は久々の休みなので家でゴロゴロしたい、というところの折り合いがつけられず、大喧嘩をして奥さんから泣いて電話がかかってきました。そこから始まって、エアコンの設定温度の高い低い、家事の分担、どちらの会社の仕事がどれだけ大変だから(共働きでした)どちらが家事を余計にする、家計費の管理の問題、果ては奥さんの作る「お雑煮」に入れる餅が丸餅か四角い餅か、澄まし汁か白みそ汁か、といったこと、大きいものから本当にごく小さいものまで、いつも言い争っていました。そして結局、お互いの価値観にしろ、生活習慣にしろ、まったく譲ることなく、離婚に至ったというわけです。

 

一方、国際結婚をした夫婦のほうは、それこそ日本とアメリカですから、全く生活習慣も、特に仕事と家族の問題に関しては価値観が違っていました。それを彼らは、問題が起こるたびに相手を傷つけないように注意深く、そして粘り強く話し合いを重ね、お互いの共通の生活習慣を生活の規範を作っていったのです。それは本当に大変な努力だったと思います。でも、それをしたおかげで、今は、幼馴染だったのかと思うくらい、価値観も生活観も一致して仲良く暮らしています。

 

このように、違う文化、違う生活習慣を持っているというのは国際結婚も国内結婚も、結婚というものはすべからく同じだと思います。それを結局は、努力してすり合わせていけるかどうかが、結婚して幸せになれるかのポイントなのです。だとすると、ことさら国際結婚が大変なのではなく、結婚というものが努力を必要とするものであり、逆に言えば、国際結婚だからといって特に大変だというわけではない、ということも言えると思います。

 

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