一喜一憂したかわいい恋、そして失恋

24年前、私が20歳の頃の話です。相手は1歳年上の方です。彼に出会ったのは病院で、私の祖母と彼のお母様が同じ、くも膜下出血で同日に手術そして、長期間入院する事になりました。

 

お互いにお見舞い、看病するために毎日病院に行き、顔を合わせ、待合室などで自然に家族ぐるみで会話するようになりました。私は彼が献身にお母様の看病する姿、長身で魅力的な笑顔、三枚目の面白い人柄に好きになるのに時間がかかりませんでした。祖母が大変な時に非常識、不純かも知れないですが、毎日毎日、彼に会えると思うと嬉しくて、身だしなみを気にしたりドキドキワクワクして通っていました。

 

お互いに同じ状況、環境でしたので、お互いの家族みんなで励ましあったり、病院の後、食事に行ったりするようになり仲良くさせてもらいました。日に日に私の気持ちは燃え上がるいっぽう、彼は妹ぐらいにしか思ってくれていませんでした。彼のお母さまも私の祖母も退院してからも彼との交流は続き、一緒に食事や飲みに行ったり、遊園地、温泉、スキー等、時には我が家にも泊まったりで本当に家族ぐるみで仲が良かったです。

 

友達としてやお兄さんのような存在と思えたらどんなに幸せだったか。。。私は好きという感情が邪魔をし、いつも一緒に参加していても彼のすべてに対して一喜一憂してしまい、時には自己嫌悪や泣いたり、笑ったりでした。あまりにも自分の気持ち抑えられなくなり、今までの関係が終わるかもしれないと悩んだ結果、告白する事にしました。彼の答えは、案の定、妹の様にしか見れない、そして別れた彼女が忘れられないとの事で私の恋は叶わず、失恋してしまいました。

 

とても悲しく、号泣しましたが、自分の気持ちを伝えられただけですっきりしている自分がいました。その後も暫く家族ぐるみで仲良くしていましたが、自然に会う回数も減り、今となっては音信不通です。24年経った今、彼は元気かなと時々ふっと思いだします。子供の様に素直に喜怒哀楽の感情を出せた可愛い自分が懐かしいです。