今では懐かしくもある気難しい恋

出会いは私が中学2年生になり、保健室登校していた頃の話です。

 

相手は教育実習生として来ていた大学生で、受け持っていたのは1つ下のクラスだったかな。保健室で時たまに会う人でした。私の他にもう一人年下の男の子で同じく保健室登校している子が居て、時々一緒にクラスまで2人で行くのを見かけたりしていました。

 

その男の子に比べたら接したのはごくわずかで、給食だったり、勉強だったり、保健室や別室で迎えを待っている間、勉強を教えてもらったりしていました。

 

先生と話したり、勉強を教えてもらう間の時間や空気はとても穏やかで、怖くなくて安らぎの時間でもあり、何処と無く自分の気持ちが宥められる時間でもありました。

 

そんな自分の気持ちや穏やかさが崩れたのは、クラスに戻り始める練習を始めた頃です。

 

今でこそ、不登校の原因が男子児童からの接触が原因だったとカウンセリングを通して知ることができましたが(その子はクラスでも酷い少年で、その出来事は小学生の時です)

 

中学生の私は何が何だか分からず、何度も訪れるフラッシュバックや、中学生になってもセクハラ的な事をされたりしていて、酷く混乱していた時でもありました。泣いて塞ぎ込んでる私に先生は戸惑いながらも声をかけてくれていたのは分かっていましたが、どうしても男の人、特に好意的に思えていたからこそ、嫌われるのも怖くて何も言えませんでした。自分は汚れている、そう思ってしまっていたからです。家庭環境も私は複雑で感情の整理が出来ず苦しんで、男の人というのを私は無意識に拒絶する様になり、

 

先生はすごく優しかったし教え方も丁寧で、嫌な事なんてするはずの無い人で唯一の救いの様な存在だったのですが、当時の私は思春期でもあり、そういったトラウマが形成され、その出来事や自身の気持ちに振り回されはじめ、酷く混乱していました。

 

3年に上がった時だったか、2年の終わり頃だったか、最終的には先生を避けていました。どう接すれば良いのか分からず。

 

最後に会ったのは3年のはじめの頃だったかな、教育実習が終わるから一言伝えに来てくれたのだと今は分かりますが、あの時の私は、突然現れた先生に驚きと髪も切っていて戸惑いや、動揺で目も合わせることも出来ず、悲しいことに何を言ってくれたかしっかり覚えていないのです。先生の顔はよく思い出せるのですが。

 

その顔を今でも時折思い出して、私は21歳になってようやくその当時の自分の恋心に気付き、思い出すことが出来ました。今となっては何処にいるのかも教師をしているのかも分からないし、叶う事も伝えることもありませんでしたが、その辛さや寂しさ悲しさよりも、あの苦しい時現れた彼の存在にひどく救われているのです。

 

今の私はあの頃の自分の様な子の助けになれる様に、またあの先生のように救いにもなれるように、通信の大学に通い、スクールカウンセラーの勉強を始めています。

 

もしもまた再開できたら、今度はしっかりお話したい、そんな夢みたいな思いを胸に頑張っています。