サークルで気になっていた女の子が合宿で、イケメン先輩と寝室に入っていって…

大学生といえばサークル活動。僕も「友人や彼女を作って楽しい学生生活にするぞ!」と意気込んで、テニスサークルに入りました。日々の活動は順調で、学業にサークル活動に飲み会に、と楽しい毎日でした。

 

そのサークルは30人ぐらいの規模。毎年5月に新入生歓迎合宿をやっているのですが、まさに親交を深めるチャンス。

 

山の麓の閑静なペンションで、二泊三日を過ごすことになりました。当時、僕には気になる女の子がいました。

 

小柄で、眼鏡がよく似合う、明るい性格がとても魅力的でした。

 

僕は女性と付き合ったことがなく、緊張しながら話しかけたりしたのですが毎回笑顔で応じてくれて、互いにふざけあって肩を揉んでみたり、あっという間に惚れてしまいました。もしかしたら向こうも僕に気があるんじゃないかな、と期待していました。

 

そして合宿。普段とは違う環境で、まさに仲を深めるチャンス。

 

もしかしたら告白して、人生はじめての彼女ができるかも…! と、内心胸を踊らせていました。そして、合宿の日々は過ぎていきます。

 

なんとか二人きりになりたいんだけど、なかなかチャンスが訪れない。

 

やきもきしながら僕は、夜に食堂で友達とお茶を飲んでいました。色々なことを語り合って、部屋に帰って眠ろうかと廊下を歩いていると、視界の端に例の女の子が映りました。

 

…そして、その傍らにはイケメンの先輩が。二人は使用されていないはずの、三階の寝室へと消えて行きました。

 

驚きと、絶望的な気持ちで固まる僕に、友達は言いました。

 

「ああ、あの二人付き合ってるんだってな。いいよなー、俺も…」

 

友達が何を言っていたか、僕はよく覚えていません。頭のなかが真っ白で、心臓がバクバク言っていました。

 

そうか、付き合ってるんだ。この時間に二人だけで寝室に行って…ああ、そうか。

 

その事実は童貞の僕には衝撃が強すぎました。あまりの出来事に目眩がして、そのあとどうやって部屋まで帰ったか覚えていません。