モテると勘違いした男に振られた話

私と彼が出会ったのは大学のサークル活動でした。彼は1つ年上の学年で、人気はありましたがイケメンではなかったためあまり持てるということはありませんでした。

 

私がまだ大学に入学したばかりの新入生だった時、彼は丁寧に色々なことを教えてくれました。それからサークルメンバーの何人かと飲みに行ったりテーマパークやドライブに行ったりして仲良くなり、半年ほど経った後に彼に誘われる形で二人遊びに行くようになりました。私は彼をお兄さんのような存在として慕っており、彼はこんな風に慕われたのは初めてだったのか付き合おうと言われました。

 

私も悪い気はしなかったのでもちろんオーケーしました。

 

それからは節約しながらも旅行やデートを重ねて関係も深まっていると思っていました。旅行はやはり学生でお金もそんなにないので、観光地ではなく田舎の海しかないようなところにお弁当を持ってドライブしたり民宿に泊まったりしました。高級ホテルや高級料理にはまったく縁がなく、時にはとてつもなくまずい夕食を食べたこともありましたが幸せでした。

 

おかしくなり始めたのは私の次に新入生が入ってきた時期です。

 

新入生が入ってくると、私たちを含めたサークルの先輩たちが優しく大学のことやサークル活動のことを教えるのが慣例になっていました。その時に彼のことを好きになってしまった新入生がいたのです。私も彼もその新入生の態度で全員が気づくくらいでしたので、さりげなくサークルメンバーのみんなが彼には私がいると伝えてくれました。しかしその子の熱意は冷めやらず、積極的になっていく一方でした。

 

そこからは彼の態度も私を見下したようになり、彼の要望を何か断ると新入生の子の名前を出してそのこと付き合おうかなというニュアンスで話してくるようになりました。周りのサークルメンバーが注意していましたが、聞く耳を持たずに程なくして新入生の子と付き合うから分かれてほしいと振られてしまいました。

 

それからは彼の自分はモテるという態度はひどく、私は自分が彼にふさわしくなかったと落ち込みました。

 

しかし、周りの女友達との絆はなぜか深まり、傷を癒してくれました。ヨガ教室へのお誘いや化粧品などの美容情報もたくさん入ってきて半年も経つころにはかなりあか抜けたんだと思います。私もかなりモテるようになり、その変化で完全に立ち直ることができました。