大好きだった先輩が初めての失恋

私は商業科と工業科が一緒にある高校に通っていました。男女の割合は商業科には男子がクラスに10人くらい、工業科には学年に女子が2人くらいという感じでした。そのため、商業科の女子と工業科の男子が付き合うということが多かったです。私も高校2年生の時に、そのうちの1人となりました。

 

商業棟と工業棟は分かれていてお互いの棟へ行くのは禁止されていていたので、男女が自由に出会う場所といえば商業棟と工業棟の間にある売店くらいでした。そんなある日、工業科の1つ上の先輩に突然話しかけられたのです。その先輩は以前から全体集会で体育館に集まったときに、目があったりして顔は知っている先輩でした。

 

先輩はいつも友達と2人でいて、目立つ感じのカッコいい人でした。

 

話したこともなかった先輩にいきなり「名前なに?携帯番号教えて。」と言われたのです。

 

私は同級生の男子とも話すのが恥ずかしいというタイプだったので、先輩にそう言われたときは、緊張でよく覚えていません。その日は名前だけ教えて、携帯番号は悩みましたが、ちょっと気になっていたので後日教えました。携帯番号を交換してからは、メールや電話で連絡をとるようになり、私は先輩のことがだんだんと好きになっていきました。先輩もそう思ってくれていたのか、告白してもらい付き合うことになりました。私は付き合うということがまだよく分からず不安だったのですが、先輩が「ただ一緒にいてくれたらいいよ。」と言ってくれたので、ちょっと安心しました。それからは、メールがくるだけで嬉しいですし、一緒にいるだけでとても楽しい時を過ごしました。

 

そんな幸せだった時に突然連絡が取れなくなりました。私は訳も分からず必死に連絡をしましたが、着信拒否をされていたようで、全くつながりませんでした。私は大好きで仕方がなかったので、必死に連絡をし、何日後かに連絡がつきました。気になっていた理由を聞くと「誰も好きになれなくなった。」という答えでした。そんな納得のいかないモヤモヤした終わり方が私の初めての失恋でした。