逆プロポーズされ、捨てられたくなかったので承諾

職場の後輩と、社内では徹底的に内緒にしながらつきあっていました。私が26歳、彼女が23歳の時から付き合い始めました。

 

つきあうきっかけは、同じ仕事をしていて、非常に仕事ができ、ということは非常に生意気でもあった彼女とけんかや言い合いをしながら2人で遅くまで残業をし、2人とも1人暮らしだったので、そのあと食事がてら飲みに行く、ということが毎日のようにあったことだと思います。これは結婚してからのことですが、よく友達付き合いから始まって結婚しました、というような自己紹介を結婚式などでしますが、私たちの場合は「ごはん友達」から始めました、と言っていました。

 

それで、なんとなく付き合うようになり、土日は基本的に一緒にいて、先に書いたようにお互い1人暮らしだったので、夜は仕事帰りに彼女の部屋へ私が行って泊まり、早朝に自分の部屋まで帰って着替えて出社する、というような状況でした。

 

そうこうするうちに、私も30歳を超え、彼女も適齢期問われるような28歳になりました。

 

しかし、私は全く結婚のことなど考えていませんでした。

 

なぜかというと、一緒に残業をし、一緒に食事をし、一緒に彼女の部屋に帰り、一緒に寝る、という生活に対して十分以上に満足していたことと、あと、これは生涯秘密にしておかなければならないことですが、当時私は、まさに「モテキ」に入っており、実は彼女のほかに、4~5人の女性とも付き合っていたのです。そちらはそちらで、彼女が出張の時や、たまには一緒にいないときもあるのでそういう時などに「大人の」デートをし、それぞれに対して、あたかもステディのような態度でつきあっていたので、本当に誰か1人と結婚する必要性が全くなかったのです。

 

そんな時に、彼女と彼女の部屋に帰る夜道を歩いているときに、突然

 

「私28歳になるんだけど、結婚しないの?」

 

といわれました。

 

いきなりで私は不意を突かれましたが、「これでNOと言ったら捨てられる」というのが最初に頭に浮かんだことでした。そして「捨てられるのは嫌だ」と思いました。つまり、私の中では、何人かいる女性の中で、やはり彼女が1番だったということで、それに改めて気づきました。ですので、捨てられると困ると思い、瞬間的に

 

「するよ」

 

と答えていました。

 

これが私の逆プロポーズの顛末です。それからすでに25年たちますが、今でも「私はプロポーズされなかった」と時々責められます。