後で考えてみたらコレってプロポーズ?というような彼の何気ない一言

彼と付き合い出して間もなく、なんとなくこの人とは結婚するのじゃないかなという気持ちは抱いていました。お互い20代後半ですが、男性のほうはまだそれほど結婚を意識するような年齢でもないため、私のそんな気持ちはしまっておくことにしました。それ以前に付き合っていた人の時には結婚、結婚とせっつきすぎて失敗しましたから、二度とそんなことがないようにという気持ちがあったのは確かです。

 

付き合って最初のクリスマスの時に、知り合いが働いているジュエリーショップに行って、冗談半分でアクセサリーをおねだりしてみたところあっさり「買ってあげるよ」と言われました。そこで二人で選んだのは、ダイヤのちりばめられた指輪でした。心の中ではこれってエンゲージリングみたいとテンションが上がってしまいました。今まで付き合った人でもそんな高価なものを頂いたことはありませんでしたので、彼が自分を特別だと思ってくれていることはよく分かりました。

 

その後も順調に付き合いが続き、彼とのあるデートの時に彼が何気なくこんな話をしました。彼と私が年を取った時のことをイメージしてみるんだけど、その姿がはっきりと想像できて面白い。ずっとこんな感じにバカみたいなこと言って年を取っていけたらいいなって思う。そんな感じのことでした。その時はふーん、面白いことを考える変な人だな程度にしか感じませんでしたが、それから数ヵ月後に「君と入籍したいな」とあんまり色気のないプロポーズをされました。

 

あまり結婚という実感も沸きませんし、気持ちも特別に盛り上がっていたという気もしないのですが、結婚って勢いも大事かもとそれから一週間後に本当に入籍してしまいました。その結婚からしばらく経ってそのことを思い返してみたのですが彼の遠まわしすぎるプロポーズは、ひょっとしたら老後の話のほうだったのかも知れないと気付きました。鈍くて気付いてあげることが出来なくて申し訳ないのですが、本当にそんな風にお互い年を取っていけたら理想的だろうなとしみじみ感じます。