「退屈で地味で最低」が最高のプロポーズ

わたしは2年付き合った彼からプロポーズされました。お互いそろそろ結婚を考える年齢ということもあり、言葉にはだしませんでしたが、お互いに結婚について意識していたと思います。わたしも彼も、あまり活発なタイプの人間ではなく、どちらかというと口下手なタイプでした。でもそれがお互いに居心地がよく、相性もよかったのだと思います。わたしと彼は考えていることも行動も似ていました。

 

そのためこのプロポーズは成功したのかもしれません。そんな彼からのプロポーズはいつものように部屋で二人でだらだらとしていたときのことでした。テレビを見ていて彼がふと思いついたかのように「結婚する?」と言ったのでした。他人からすると退屈でロマンチックさのかけらもない最低なプロポーズともとられるかもしれません。でもわたしにとっては、この穏やかでドキドキもしないこのプロポーズこそが最高のプロポーズでした。

 

最近、メディアなどでもよく見かける、フラッシュモブを使ったプロポーズ。フラッシュモブのような、みんなを巻き込んで派手なサプライズをするというプロポーズが話題になっています。もしかしたら世の男性の方たちは、これが女性にとって一番うれしいプロポーズなんじゃないかと思っている方も多いのではないかと思います。ですが、それはメディアという大きな影響力を持つ媒体の錯覚のようなものだと思います。

 

一見、楽しそうに見えますし、とても華やかです。プロポーズというイベントは、人生のなかで大きなイベントで、大事な思い出ですから、このくらい盛大な方がいいでしょと思う方がいらっしゃるのも理解できます。たしかに、そういったプロポーズに憧れて、そういったプロポーズを待ち望んでいる女性も中にはいると思います。ですが、「意外とみんながみんなそのようなプロポーズを待ち望んでいるというわけではない」というのを男性の方たちに伝えたいです。それに、女性にその気がないのに盛大なプロポーズをしてしまったらと考えるとどちらにとっても悲惨な思い出になってしまうなんてこともあります。