「同じ時を刻んで行きましょう」というプロポーズの言葉

42歳主婦です。ちょうど15年前の今頃、主人からプロポーズを受けました。主人とは26歳の時に合コンで知り合って付き合い始め、2年ほど経った2001年夏、年齢的にもそろそろかなぁ、とは思っていました。

 

私の誕生日が7月なので、誕生日の前の土日に、伊豆に一泊旅行をしました。

 

そこでプロポーズがあるかも?と期待していましたが、その時は何もなく、ちょっと肩透かしをくらった気分でいました。

 

すると旅行の翌日、誕生日当日にお泊りしないか?という提案がありました。

 

主人はけっこうまじめなところがあり、平日にお泊りはこれまで一度もなかったので、少し驚きました。

 

翌日はお互い会社があるので、お互いの家や職場の中間点である場所の、プリンスホテルを主人が予約してくれました。

 

ラブホテルではなく、きちんとしたホテルを予約してくれたことがとても嬉しかったです。

 

ただ、事前に誕生日プレゼントはもうもらっており(CDコンポでした)、お祝いにご飯を食べて泊まるだけだろうと思っていました。

 

居酒屋で乾杯した後、近くのバーで飲んでほろ酔いでホテルに戻ると、主人が小さな包みを差し出しました。

 

指輪にしては大きな箱で、もう誕生日プレゼントはもらっているし、何だろう?と開けてみると、私の大好きな4℃の時計が入っていました。

 

そして主人が言いました。「時計を恋人にプレゼントをすると別れを意味する、と言うけど、これは違うんだ。これからずっと同じ時を刻んで行きましょう、という意味だよ。」と。

 

すぐにそれがプロポーズだとわかった私は、強くうなずきました。

 

ホテルは夜景のきれいな都心にあるわけでもなく、美しい海や山が見えるわけでもなく、窓から見える景色は線路と駅前の街並みだけ。

 

でも、窓から景色を眺めながら、「この街でずっと一緒に暮らしていきたいと思ってるんだけど。」と言われました。

 

そしてそれから3か月後に結納を交わし、私も主人にロレックスの時計をプレゼントしました。

 

そして1年後、私たちは結婚式を挙げ、夫婦になりました。携帯電話が時計代わりになってからというもの、あの腕時計をする機会はめっきり減りましたが、今でも私の大切な宝物です。