あまりにも普通すぎるけれど、私には心に残るプロポーズでした

憧れではあったのです。誰も想像できない、感激するプロポーズをされたいなって思っていました。でもあまりにも普通すぎました。私の彼にはこれが精一杯だったと思うのです。それでも私はずっと心に残る、最高のプロポーズだったのです。

 

彼と付き合って三年目の冬でした。いつものように彼とデートをしていました。いつものレストランで大好きなステーキを食べていたのです。そして最後には食後のデザートとして、小さいケーキが運ばれてきました。

 

いつものケーキなのに、特別豪華に見えました。でもそう言う時もあるのかなと思っていたのです。するとケーキの上にのっている可愛いいちごに、何か光るものを見ました。それはなんと指輪だったのです。小さいですがダイヤの入った指輪だったのです。

 

手にとろうとしたら、彼があたしの指にはめてくれたのです。そして突然店内の電気が消えました。テーブルにあるロウソクだけが灯りだったのです。

 

彼が立って、私に大きなバラの花束を差し出しました。「そろそろ結婚しようか、結婚して下さい」そう言いました。あまりにも突然でとても驚きました。テレビで観るシーンのようだったのです。

 

花束を受け取って、私は泣きながら言いました。「よろしくお願いします」と言うと、電気が全部ついて拍手の嵐だったのです。なんと私以外のみんなは知っていたのです。お店の人も、まわりのお客さんも、彼が私にプロポーズする事を知っていたのです。とても驚きました。涙もとまりません。とても幸せだったのです。

 

よくあるプロポーズかもしれません。テレビでもよく見るシーンなのです。でもまさか自分がそうされるとは思ってもみなかったのです。とてもドキドキしました。とても嬉しかったです。

 

知らない人からも祝ってもらえて、とても嬉しいと感じました。誰に言っても「普通だね」と言われます。でも私にとっては最初で最後の、大好きな人からのプロポーズになったのです。最高の一日でした。