失恋には呑める女友達がなによりの薬

いい年をして失恋をしました。相手は同じ職場でおなじグループで、電話で告白してあっさりとふられたのです。告白した翌日にも仕事でなにくれと話をしなくてはなりません。そこは大人なので支障なく仕事は出来ますが、もうなんとも毎日やりきれなくなりました。

 

そこで学生時代の友人を頼ったのです。彼女はすこし離れた場所に住んでいて、ときおり中間にある場所でランチしたり買い物をしたりとよく会っていました。

 

理由は言えるはずもありませんが、ちょっと一日つきあってというと快く出て来てくれました。

 

その日は天気も悪かったので、大きな雑貨店にいきました。お互い変わった文房具や健康グッズが好きで、とりとめのない話をしながらぐるぐると見て回ります。あれがいいこれがいいと言いながら歩くこと約2時間、お腹もすいたのでランチにしようということになりました。

 

私は沖縄が好きで、旅行には5回ほど行っています。沖縄料理の店があるから、と彼女が言うのでついていきました。

 

インテリアも沖縄風で、本格的な料理が出るお店でした。チャンプルーやそばのセットを頼むことにしました。

 

普段は昼間は呑まないのですが、なんだか呑みたくなってオリオンビールを注文しました。めずらしくビンのビールが出てきたので二人で乾杯しました。

 

そこで、「なんかしんどいことがあったの」とずばりと聞かれてしまいました。

 

あったよー、とだけ返事をして、そのあとは別の話をしました。彼女も気を遣う大変な仕事をしています。ビールの勢いも手伝って、べらべらとお互いの気持ちを並べたてました。

 

学生時代から、お互いの話を聞いているようで聞いておらず、返事はするものの後から覚えてはいない、というのがルールでした。なんど同じ話してもいいからね、という了解のもと、長年話をしてきた仲です。この時も軽い酔いから覚めると話の内容はどこかに飛んで行ってしまいました。

 

お腹もいっぱいになり、元気も出たのでまたブラブラ歩きを再開です。座って話を続けていたらもっとしんどかったのだと思います。歩きつつなので向かい合うことなく話すのも良かったです。これで気持ちもすっきりしました。

 

失恋なんて、こんなことで吹っ切れるんだと可笑しかった思い出です。